製品使用のご注意

 当社のラジオコントロール(以下R/Cと云う)用サーボモータ(以下サーボと云う)を使用するに当たって留意すべき点を説明します。当社のR/Cサーボ(以下当サーボという)をご使用する前に次の説明をよく読んで下さい。

  • 安全上の注意
 大型R/Cサーボは力が大きいので扱いを誤ると大怪我をしたり、事故を起こす危険があります。SSPS-105のSTD(スタンダード)は直径6mmの鉄棒を軽々と曲げてしまいます。サーボの電源を必ず切ってリンケージ等の作業を行ってください。またR/C技術を十分習熟されてからお使い下さい。
  • ラジオコントロール(R/C)サーボの概要
105アンププロック図
  1. 機械的構成
     当サーボは原動力のDCモータと、減速機、R/Cの信号で働くサーボアンプ、位置を検出するポテンショメーター(POT)の4つが組み合わされています。SSPS-105の減速機はDCモータピニオンと4段になっています。共に終段ギヤの回転位置を電気的に取り出すポテンショメータ(POT)が配置されています。
  2. 電気的構成
     DCモータを正転逆転させるHブリッジドライバ、サーボIC、R/Cの信号を光で伝達するホトカプラ(電気的に絶縁できる)の3つの機能が1枚の基板に装着されています。
     サーボICの基本は R/C信号の命令位置とPOTの位置を比較して働きます。R/Cの送信機のスティックがニュートラル位置(スティック動作の中心)では、一般にサーボ入力パルス幅は1.5mSです。この時、サーボ内のタイマも1.5mSになるようにタイマ時間を調整するPOT回転位置も中心にしています。
     ここでスティックを動かすと入力パルス幅が変わり、サーボ内のタイマのPOTの位置との差が生じるので、モータに電流を流し、その差を無くすように減速機を介してPOTをまわすサーボループを形成しています。
     これにより、命令位置とPOTの位置が一致したところでモータへの電流が断たれます。回転方向は入力パルス幅と内部タイマ時間との比較結果の正負で決まります。
     なお、モータの端子方向を逆に接続するとPOTも逆方向に接続しなければなりません。
    入力パルス巾 1.5 m sec±440μ sec以内 (SSPS-105は12mA,ホトカプラ駆動に要す)
    PS-050、SSPS-105共に1.5 m sec±400µ secにて±45°の動作をします。 CPUのラベルのついたデジタルサーボ:SSPS-105は±400µ sec以上のパルス巾変化を受け付けません。これにより、オーバーランしません。

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